体験談⑦ ハルミ

これは嘘のような本当の話です。信じてもらえるかは分かりませんが、私達3人の失敗談ということで掲載させていただきます。

ストーリーを端的に話せば、「詐欺写メ」に騙されたというよくある展開なのですが、詐欺の程度が凄まじかったです。

まず、ワクワクで私HALが可愛い子を見つけ、すぐさまLINEを交換し電話もしました。この時点では具体的な約束まではできませんでしたが、互いの声を気に入り、また電話できそうな雰囲気だったので良しとしました。

3日後ハルミから電話が来ました。「彼氏と別れて辛いから慰めて」という趣旨だったため、即答でOKしました。どうやら実家から出て1週間ほど泊めてほしいということで、断る理由もなかったのでそれもOKしました。(その間の女の子のデートはキャンセルしました)

約束の日、駅で待ち合わせていると、改札口からはみ出そうな見事なボストロールが現れました。「あそこまで行くと歩くより転がったほうが速そうだなぁ」と呑気な事を考えていると、ボストロールは体中の肉を揺らしながらこちらに向かってきました。

「HALさんですよね?」。ボストロールの一言は文字通り痛恨の一撃でした。

あのワクワクTOP画の美女はどこにいったのでしょう?

KAMIから詐欺写メ被害の事は何度か聞いていたので、念のため「プリクラ」「自撮り」「全身が写った写メ」の詐欺写メ対策三種の神器を貰っていたのですが、私達の理想のハルミは都市伝説になっていました。

やっとの思いで家を出てきたらしく、追い返すわけにも行かずに家に連れてきましたが、最悪でした。見た目も最悪なら正確も最悪で、部屋の中でシャボン玉(あの割れないヤツ)を延々と膨らませていました。

全身豚トロみたいな体にファルコンパンチを浴びせてやりたくなりましたがグッと堪え、あの写メが誰だか尋ねてみました。すると1年前の自分だそうです。

精神的な病・薬・そして失恋のショックで変わり果ててしまったようでした。「お前はザーボンかよ」と心のなかで呟いたのを覚えています。

次の日、すっかり養豚場と化してしまった我が家を後に、大学でCHIROさんとKAMIに話しても笑うばかりでまったく信じてもらえず、私自身も辛かったので3人で毎日交代で豚の飼育をすることにしました。

「あの写メの子だろ?俺なら抱けるわw」とか余裕ぶっこいてたKAMIも最終的には終始お通夜みたいな空気になっていました。

結局ベッドインなんてもってのほかで、ただ3人でローテーションを組んで豚の愚痴を聞くだけの無駄な1週間を過ごしました。

おそらく私達が遭遇した中で一番の詐欺写メ被害になりました。

ハルミから学んだこと

通常であれば「プリクラ」「自撮り」「全身写メ」があれば全く問題ないはずなのです。

今回の私のミスは、その写真がいつ撮られたものなのかを確認しなかったことです。確認せずとも殆どの女の子は最近の写メを送ってくれるはずなので問題視しなかったのですが、以後私達は写真が撮られた時期も気にするようになりました

出会い系はチーム戦(アイ)


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